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自宅患者さんと家族が望んだ場所。全ての物に思い出の詰まった自分の帰るべき場所。
飾られた写真、額に入った賞状、本棚の本、水槽の魚、ペットの犬、庭先で立ち止まり家の中を覗き込む猫、使いこまれた家具、そして多くの時間を過ごした家全てが患者様の事を教えてくれる。
人の最期、その前の長い人生、短い人生。
多くの人に見守られて迎えた最期、たった一人で寂しく迎えた最期、どんな最期でも同じと言う事は一つとしてありません。
しかし、最期の時を自分の家で大切な人たちに見送られた最期は、病院で高度な医療を受けながら迎えた最期より至極自然な時間が流れているように思えます。
もちろん、在宅イコール最期、看取りと言う訳ではありません。
気管切開されていても、小さな声で冗談を云われる患者さんも居られるし、診察時間よりもお茶の時間の方が長い患者様も居る。誰も同じ人間なんて居ないし、それぞれの人生や価値観があっても当然なのに、どの患者さん、ご家族も「自宅で...」と言う自分たちの選択に後悔はしておられないように見えます。
医療法人つたや会 理事長
在宅診療所いずも 院長 宮本 寛 |
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大学のICUにいた頃は、日々の仕事に追われ、見送る人々を重ねるにつれて悲しみや悔しさと言った感覚は薄れ、患者さんとその家族にとっては、ただひとつの最期に「慣れて」しまっていました。
そんな「人の最期」と言う事に疑問を持っていた私に答えを解く鍵をくれたのは、この【在宅診療所いずも】で出会った患者さんとその家族の皆さんでした。
患者さん一人ひとりが背負っている人生、家族、迎えようとする最期、その時までにしておかなければいけない事、そして亡くなった後のこと。
そして家族は「大切な人」の痛みや苦しみを少しでも楽にしてあげたいと言う想いや、常に付きまとう急変時への対応、大切な人が最期を迎えると言う不安、それまで考えた事もなかったものが見えるようになりました。「毎日が発見と勉強の日々」すべては患者さんが教えてくれます。
私自身を「医師としても、一人の人間としても成長させてくれる」在宅医療という道。
患者さんとその家族の皆さん、私を支えてくれる診療所スタッフ、そして私の家族。ありがとう、そしてこれからもよろしくお願いします。 |
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平成5年3月
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島根医科大学医学部卒業
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平成16年4月
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在宅診療所いずも開業
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平成19年10月
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在宅診療所いずも移転
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平成22年10月
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医療法人つたや会設立
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曜日
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9:00~17:00
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金曜日
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土曜日
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日曜・祝日
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